メンテナンスポリシ
計画メンテナンスおよび緊急メンテナンスのポリシについて説明します。
定期メンテナンスのポリシ
PFCP では信頼性を維持するために定期的な計画メンテナンスを実施します。
| 項目 | 内容 | 
|---|---|
| 実施日 | 毎月第一月曜日 | 
| 実施日の告知 | 実施予定の1か月前まで (第一月曜日から変更がある場合のみ告知)  | 
| 実施内容の告知 | 実施日の2週間前まで (メンテナンスを実施する場合のみ告知)  | 
Kubernetes バージョンのアップグレードのポリシ
Kubernetes クラスタの安定性、パフォーマンス、セキュリティの向上を目的にマイナーバージョンアップグレードを定期的に実施しています。
| 項目 | 内容 | 
|---|---|
| 実施頻度 | 4ヶ月毎 | 
| 採用するバージョン | 最新のマイナーバージョンから1つ前のマイナーバージョン (例: 最新が v1.30 の場合、採用するバージョンは v1.29)  | 
| 実施日の告知 | 定期メンテナンスの実施内容として告知 | 
アップグレードおよびその他メンテナンスのクラスタとワークロードへの影響
クラスタアップグレードなどの計算ノードの一時的な停止を伴うメンテナンスのユーザ影響を説明します。
クラスタと計算ノードへの影響
- クラスタの操作が一時的に不安定になります
 - ユーザ割り当ての専有ノードのうち、アップグレード実施中の計算ノードが一時的に使用できなくなります
- 専有ノードの契約台数が 4 台未満の場合は 1 台ずつ、4 台以上の場合は最大 25%(小数切り捨て)が一時的に使用できなくなります
 - 1 台のみ契約されている場合は一時的に利用できるノードがなくなります
 
 - 共有ノードは 25%(小数切り捨て)が一時的に使用できなくなります
 
ワークロードへの影響
- 計算ノードのアップグレード実施に伴い該当ノードで実行中のワークロード(Kubernetes Pod)は削除されます
 - 削除されたワークロードは、再スケジューリングポリシに基づき、別の計算ノードまたは同ノードで自動的に再作成されます
- Deployment や Job などの上位リソースを使わずにユーザにより直接作成された Pod(Bare Pod)は自動的に再作成されません
 - 直接 Pod リソースを作成することは避けることを推奨します
 
 
- ワークロードが保持するデータのうち、永続ストレージに保存されていないデータは失われることに注意してください
- ローカルメモリ上のデータ、一時的なファイルシステム上のデータなど
 
 - 永続ストレージに保存されているデータは保持されます
 
計算ノードのメンテナンス実施に備えて推奨される対応
- 計算結果や生成物などの重要なデータは必ず永続ストレージに保存してください
 - ワークロードがステートフルな場合は、データの永続化および復旧手順を十分に検討・準備してください
 
緊急メンテナンスのポリシ
サービスの提供継続が困難またはセキュリティ上の重大な脆弱性が発見されたなどの理由から予定されていないメンテナンスを実施することがあります。 クラスタおよび計算ノード、ワークロードに影響がある場合には事前に実施内容を告知します。
メンテナンス情報を入手する
新しいメンテナンス情報は PFCP お知らせサイト に掲載します。 詳しくは新機能・メンテナンスの通知を参照ください。