ワークロードをウェブアプリとして公開する
PFCP の WebApp Identity-Aware Proxy(WebApp IAP)機能を使うことで、ワークロードをウェブアプリとしてインターネットに公開できます。 公開するウェブアプリには自動でアクセス時の認証が設定され、同一組織に属するユーザのみブラウザからアクセスできます。
WebApp IAP を利用してウェブアプリをインターネットに公開する方法を説明します。
CLI などからアクセスする ウェブ API としてワークロードを公開したい場合は ワークロードをウェブ API として公開する を参照してください。
Ingressリソースを使用したウェブアプリの公開
-
公開するワークロードと Service リソースを用意します。ここでは例として、
example-svc
Service の 80 番ポートへアクセスすることでワークロードへアクセスできる状態になっているとします。 -
以下を参考に、Ingress マニフェストを作成します。
apiVersion: networking.k8s.io/v1 kind: Ingress metadata: name: example-ingress spec: rules: - # Ingress に割り当てるドメインを指定します。 # 注意: ウェブ API での公開と異なり、`ingress.pfcomputing.com` のサブドメインを指定します。 host: example.<組織名>.<クラスタ名>.ingress.pfcomputing.com http: paths: - path: / pathType: Prefix backend: # 公開対象の Service 名とポートを指定します。 service: name: example-svc port: number: 80
-
ポータルのパブリックエンドポイント にアクセスし、 クラスタ名 と ネームスペース名 を選択します。出力されるパブリックエンドポイント一覧の中に、作成した Ingress のサブドメインが含まれることを確認します。
-
指定したサブドメインにブラウザからアクセスし、ログインした後1、公開したサービスにアクセスできることを確認します。
制限事項
- Service リソースの
NodePort
、LoadBalancer
タイプを使用したサービスの公開をサポートしていません
-
ブラウザに有効な認証キャッシュが存在する場合、ログイン処理はスキップされます。 ↩